愛と執念のコリちゃん

chunmue2

2007年01月28日 17:56

昨年のホワイトデーにパパが愛娘ミータンにプレゼントしたのが最近巷で大人気の癒し系キャラ「リラックマ」シリーズの「コリラックマ」のクッション。
予想以上に気に入ってくれたらしく、日頃より「コリコリ、コリコリー、コリコリ、コリコリー、、、」と意味のわからん言葉を発するようになった(別に赤ちゃんではなく、小学2年生なのだが、、、)。
やがて秋の運動会で頑張ったご褒美にとママから御本家である「リラックマ」のぬいぐるみを買ってもらいパワーアップ。
さらには小学校校庭で行われた「秋祭り」においての○×クイズに勝ち残った賞品のラッコのぬいぐるみの「ラッちゃん」をGETしたことから我が家では毎日のように異様かつ滑稽な家族ごっこが展開されて行くのでした。

リラちゃんコリちゃんラッちゃんシナちゃんチュンペー、、、、、、
 仲良く遊ぼうね~~~~♪♬」

そうしたある日のことです。(つまり今日ですね)
いつものように1週間分の食材の買出しやら何やらで久しぶりに訪れたのが、旧田富町の流通センターにある2軒のショッピングセンター「アピタ」と「オギノ・リバーシティ」。
いつものように男チーム、女チームに分かれて店内を徘徊していたのですが、ショッピングに興味のないパパとチュンペーは行き着く先は決まってゲームコーナーになっちゃうわけで、、、。
そこでパパの目に飛び込んできたのがUFOキャッチャーのショーケースの中で「今にも連れ去って~~」とも言いたげに横たわっている「コリラックマ」のぬいぐるみだったのです。

「よーーし、一丁やったろかい!」

とばかりに500円を投入しボタンを押すパパ。(1回:300円、3回:500円だったのだ、、、)

ところが何としても持ち上がりません。

「んなろ~~~~~~~!!!」

とコーフンしてきたパパはさらに500円を投入!
するとわずかばかりだが徐々に落下口へと近づき始め、体の3分の1が穴に向かって飛び出る場所までやってきました。

「うぉーーーーーし!もうちょっとだ~~~~!!!」

とポケットを探ってみると小銭がない。

「ここまできたら引くには引けないぞぉ~、、、、必ずGETだぞぉ~~~!!!」

と腕時計型トランシーバーでそこらを徘徊してるであろう息子のチュンペーを呼び出すことにしました。
ところが、あろうことかいくら呼び出し音を鳴らしても応答はなし。

「あのやろー、何してるんだ~~~」

痺れを切らしたパパはその場を離れ両替機へ、、、、、。
これが悲劇の始まりでした。

意気揚々と戻ってみると、何と若いカップルが、

「かわいい~~~、欲しい、欲しい~~~~」
「よし、見てろ~~~」

などとニヤけて操作してるではないか、、、。

「何?、、、よせ!!!やめろ~~~~、
俺がここまで苦労して築き上げてきたんだぞ~~~~」
(と心の中で絶叫!)

「失敗しろ!諦めろ!やめろ!お願い!
 やめてちょうだいーーーーーー!!!」
(さらに涙目で黙って絶叫!)

若いカップルはお互いの財布の中を探りあい、
「もう、小銭がない~~~~」と言い出したので、

「よーーーし、よしよし、そうだそうだ、諦めて消えろ消えろ!!」

とさらに左斜め45度に向けズルムケ赤光線(椎名誠風に)を掃射し続けていると、
何と男が財布から千円札を出し、両替機に行くではないか、、、。

「やめろーーー!その攻撃だけは、その攻撃だけはやめてぇ~~~!」
(ほとんど土下座をしたい気分で、、、)

で、結果は、、、、、???

「ああ~~~、もうダメ~~~~~~~~」

と言って哀れコリちゃんは穴に落ちていったのでした。

ガ~~~~~~~~~~~~~~ン!!!大ショック

そこでちょうどフラフラとさまよい歩くチュンペーを発見。

「バカ!!!どこ行ってたんだ???」
「何度もトランシーバーで呼んだのに、、、、、、」
「お前が来なかったから、コリちゃんが、、、、コリちゃんが、、、」
(まさに号泣)

すると、そこへ店員のオバサンがやって来てショーケースを開け、
新たに「リラックマ」を取りやすいようにまた置いてくれてるじゃあないですか、、、。

「ちょっと、すみません、、、」
「出来ればそっちのピンクの方を置いてもらえると嬉しいんですが、、、、」


「???」とオバサン。

「さっきから頑張ってるんで、、、」
「もうちょっと、、、そう、落ちやすく、、、もうちょっと、飛び出して、、、
そう!ありがとうございまーーす。」


「ウッシャーーーーーーー!!!チュンペー!がんばろーーー!!!」

それからも苦戦でした。
ジワリジワリとずらしていって、、、、、、ついに、、、。

「やったーーーーーーー!!!」(思わずチュンペーと2人でヽ(^o^)丿)

投入総額、2500円。
買ったほうがはるかに安かった、、、、。

そして、今、我が家では新たな家族ごっこが開かれているのでした。



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