虫たちの熱烈な歓迎をうけて・・・

chunmue2

2005年07月22日 23:59

 

■朝霧ジャンボリーオートキャンプ場■ ・・・1日目

◇CAMP場総評◇
 世界中のボーイスカウトが集う“第13回世界ジャンボリー”が初めて日本で開催された場所。
 約370,000㎡の広大な敷地で全面天然芝のフリーサイトのキャンプ場です。
 最大で車400台、テント350張まで対応できるそうですが、予約を250サイトで打ち切り10m四方のゆったりとしたスペースを確保できます。アピールポイントが「予約なしでも充分入れます」なのがうなづけます。
 チェックイン・チェックアウトもゆとりの時間設定になっていてのんびりとしたキャンプが楽しめます。
 ただ、広大がゆえにグループキャンプには非常に適してますが、単独キャンプだとチョット淋しいかな?
 場内設備も最小限なので炊事場より遠くにサイトを構えると、かなり辛いです。全面芝生は気持ちいいですが、傾斜が多いので設営場所の選択には苦しむと思います。
 管理人はほとんど常駐していません。管理棟はありますが、指定混雑日以外は無人です。売店もかねているのでほとんどないと思った方がよさそうです、ビール&ジュース類の自販機はあります。
 設備の割には料金設定が高いかな?
 それと無料?のコインシャワー。本文の日記の方に顛末は書いてありますが、管理体制がどうなっているのか?
 
勝手な評価 ★★★

入場料 大人(中学生以上):1,000円 
      子供  (4歳以上):500円
     幼児   (4歳未満):無料
サイト料:\1,500(車1台+テント1張+ターフ1張)
車追加:1台 1,000円

〒418-0108
静岡県富士宮市猪之頭2971
問合せ:0544-52-0277

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いったいぜんたいどーなっとるんじゃ~~~~~!!!
一週間前の天気予報だとこの週末は晴れマークのオンパレード。
日本全国つつうらうらニコニコお日様の数珠繋ぎで真夏日テンコ盛り、
「さあ、どこからでも召し上がってチョーダイ!」状態だったのに、、、。
週半ばに差し掛かった予報だと次第に曇りマークが出始め、
終いにゃ雨マークまで出てきてしまった。
怒るぞ!まったく(、、、と握りコブシを作る)
誰のせいだ~~~~~~~~~~~~~~~!!!(そして机をバン!と叩く)
ん?、、、、、台風7号、、、、北上中?、、、、、なぬ?
キサマかーー!雨雲押し上げてるのはーーーーーー???(、、、とここでドロップキック)
バカヤローーーーーーーーー!!!(もう、どうしようもなくバカ丸出し)

と、とにかく朝霧高原はよく雨に降られる。
過去7回訪れているのだが、これまで4勝3敗の成績なのだ。
忘れられないのが1996年の「白糸オートキャンプ場」での台風キャンプ。
朝起きるとターフも倒れ、リビング全体が水浸し、、、。
朝食も取らずに速攻で撤収してきたんだよなぁ~。
それから翌1997年の「猪之頭オートキャンプ場」での弟ファミリーとの初キャンプ。
2002年の「新富士オートキャンプ場」でもポツリポツリと来た記憶がある。
そして今回。
これで4勝4敗のイーブンになってしまった、、、。
ブツブツブツ、、、、、、、(-_-;)

お話は出発の前々日、水曜日から始まります。
「また無駄な買い物をしないようにタローちゃんとこと連絡とって打ち合わせしといてね~!!」
「忙しいから今日の午前中には積み込みを始めるって言ってたよ~!!」
朝一番からママにしつこいくらいに言われてしまうパパでした。
と言うのもここ数日パパは仕事が忙しくなっており、昨日の夜は明け方まで残業。
「献立表」だとか「持ち物分担表」など80%は作ってあったのですが、
結局、配布することも出来ずに出発前々日となってしまっていたのです。(今更郵送しても遅い)
今回のキャンプ大会は昨年の同時期に行った道志村「オートキャンプ長又」の時とほぼ同じメンバーで、
山好き、酒好きのN島さん一家4人(今回は奥様のナッチも参加)、
ベテランキャンパーのエリママ率いるタローちゃん一家3人(今回もパパさんお仕事で欠席)
そして昨年、10年ぶりにキャンプの封印を解いたSamさん一家4人が初登場!
(残念なことに昨年キャンプデビューしたS島さん一家は都合が付かずに欠席)
それに我が家のドタバタ4人が加わり4家族総勢15名の合同キャンプとなりました。
ただ、N島さんとSamさん一家は仕事の都合で2日目の朝から合流となり、
初日はタローちゃん一家とウチの2組だけ。
必然的に主な買出し関係はこの2組にて行うことになった次第です。

「○○パパです、明後日は午後2時にオギノ国母店に集合でよろしいか?
肉類酒類は午前中に別で買っとくよ~」
(注:オギノ=山梨のスーパー)
「了解です。これから荷物を積み込んできます。
野菜の買出しですが双葉の新鮮野菜、何かご要望は?キュウリ、ナス、トマト、、、」
「いいですねぇ~、お願いしまーす。」
阿吽の呼吸メールで見事な?打ち合わせを済ませ、
お話は前日の木曜日をいとも簡単に飛び越えて当日である金曜日の朝に飛ぶのでした。

パパは朝からお休みを取れたのですが、ママは午前中はご出勤。
一人でせっせとテントや道具類を車に積込んだ後、
コーフンしているチュンペーとミータンをバーサンに預け、
パパは一気呵成に電話を掛けます。
「ローストビーフ用の国産牛肉赤身ブロック1キロありますか?」
「ございますが、、、、」
「30分で行きますので、切っておいてくださーーーーい!!!」
何を考えてか石和町の肉屋へ電話を掛けた後、一目散に車を飛ばしました。(近くでもいいのにねぇ?)
昨年、ダッチオーブンで『ローストビーフ』を作る予定が、待ち合わせ場所のスーパーで手に入らず、
道志村のキャンプ場までの道中でも肉屋は見えず、
2日目の買出し時でさえもそれはかなわず、、、、涙を呑んだ記憶がこの行動を力いっぱい後押しします。
「さ、先ほど電話した○○ですが、赤身ブロックは、、、、、」
「はい、これでいいですか?」と店員。
「オーーーーーーーーーーーーッ!!!」(感激の涙を浮かべる)
その後、カルビ、タン、ホルモン、ベーコン等ある程度の肉類をここで購入し、
隣の酒屋で多大なるアルコール類をGETし雄叫びを上げるパパ。(バカ?)
やっと、やっと旅立ちの時を迎えるのでした。

会社からのママの帰宅を待って、軽ーくパンで昼食をとった我が家は、
パパの楽しみにしていたカレーパンを「辛い、辛い、、、」と言いつつも完食してしまい、
チョット大人になったかのように得意満面のミータンを従えて車に乗り込みます。
すると、、、ぬわ~~~~んと
「燃料がない!!!」
ママ曰く、
「忙しくて行ってる暇がなかったのよ、大丈夫、大丈夫、ランプが点いたばかりだから、、、
ガス欠の常習犯が何いってるの~~?」
そうなのだ、パパはガス欠エンコの常習犯なのだ。
自慢じゃないがかれこれ4~5回はやらかしている。
真夜中にママを電話で呼び出し、ポリ缶持ってスタンドへ乗せてもらったなぁ~、、、。
自力で押してスタンドへ向かった事も2~3回はあるな。(辛かった~)
な~~んだ、ベテランじゃないか、、安心、安心、、、って場合じゃない!!
とにかくエアコン切ってスタンド経由で出発だぁ~!(暑かった、、、)
世話の焼けるドタバタ一家は無事、スタンドへ雪崩れ込み、待合せ場所のオギノ国母店へ再出発。
そこでエリママから電話が、
「着いた?うんうん、こっちもあと5分くらいで着くから、、、待ってて!」
とママ。
「って5分で着くわけがないだろ! とにかく急げ~~~~~~!!!」

かくして午後2時10分到着を果たしたのでした。

駐車場に車を停めて車を降りる時、何やらチュンペーの様子がおかしい、、、。
「何だ、何だ、どうした?」」
と、よく見ると鼻血がボタッ、ボタッ、、、、、、。(結構、多かった)
あわててティッシュを丸めて鼻の穴に突っ込み、
「鼻の上の方を摘んで、上向いてろ、上向いてろ!」
「涼しいところへ行こう、、、店内に入ろう、、、」
とにかくチュンペーは鼻血をよく出す。
夜寝ていても時々出るらしく、朝起きると布団が真っ赤なんてこともよくあります。
鼻の穴の粘膜が弱いのか?ハナクソばかりほじっているからなのか?
とにかく慢性化しているので、別にビックリするわけでもなく店内に入りました。
(この時ママは薬屋さんの店舗に先に行っており、事態を知りません)
タローちゃん一家とも無事再会を果たし、
パパの作った『献立表』を片手に買物カートを押して食材を物色していると、
チュンペーが「キムチ屋」さんのオバサンの前でモゾモゾしているではないですか。
行ってみると、鼻血が止まったと勘違いしたチュン君がティッシュを抜いてしまったところ、
またポタポタと血が落ちてきて困っているのを見て
「キムチ屋」のオバサンが氷の入った袋を鼻に当ててくれていたのでした。
ここへママが帰って来て、
「アラ、アラ、、、どうしたの?」
すっかり意気傷心したチュンペーはしばらくはママにオンブ状態なのでした。
食材調達の方は順調に進み、それぞれ分配してクーラーBOXに詰め込み
2台連なって「朝霧高原」へGO!
この時はまだ気温も30度はゆうに越すだろう暑さで、
ニコニコお日様も元気に輝いていました。

新環状線から国道358号へ入り精進湖ラインを上り、
2つのトンネルを過ぎて精進湖から本栖湖方面に車は進みます。
残念ながら富士山は見えなかったけど、まだ空は明るかったです
しかし、本栖湖を過ぎて朝霧高原に入ってくるとだんだん雲が多くなり、
途中で寄った「朝霧・道の駅」に来たころには一面グレーに染まっていました。
道の駅で「朝霧高原牛乳」と「なめこ」をGETし、
いよいよ『朝霧ジャンボリーオートキャンプ場』へ到着です。
指定混雑日以外の受付は隣接する「朝霧ヴィーナスガーデンG.C」のクラブハウスになっていたので、
即座に受付を済ませ場内へ突入。
ゲートをくぐって砂利道をバキバキと進みます。
表示板があまりなかったので道に迷いながら、ようやく目星を付けておいたNサイトを発見。
(Nサイトは炊事場とトイレが新築されたばかりなのだ)
Nサイトは砂利敷きの車道を挟んで両側に大きく広がっており、
すでに左側の大きなゾーンには1~2組のテントが陣取っていました。
最初はこの大き目のゾーンに我々も陣取ろうと思い車を進入させたのですが、
平らなところが全然なく傾斜地ばかり、、、。
反対側の少し小さなゾーンの方がいくらか平坦だったので、Uターンしてこちらに設営することにしました。

いざ車を降りると熱烈な歓迎が、、、、、。
虫たちです。
全面天然芝で周りが茂みに囲まれていると夏は当然虫が多い。
わかってはいたがこれほどとは、、、。
あわてて蚊取り線香を取り出してあちらこちらに配置し、
子供たちには虫除けスプレーを噴射します。
もうすでに午後4時半を回っていたので大人たちは大急ぎでテントとターフの設営に入りました。
ただいつもと違って広大な敷地です。
広すぎるが故の悩みと申しましょうか?レイアウトに悩みました、、、。
「もうこーなったら、ここのゾーンは貸切だぁ~!!」とばかりにド真ん中にリビングを設置し、
虫たちの波状攻撃を受けながら作業は進みました。
あたりが次第に暗くなってくるのと同時に霧も出始め、
魅惑の朝霧高原はその名のとおり真っ白に包まれていくのでした。

 

何とかサイトも格好がついてきたところで缶ビールををプシュッ。
御なじみですが「まいう~~~~」です。
通常ならここで少しまったりとしたいところですが、時刻はすでに午後6時を回っており、
急いで夕食の準備に取り掛かりました。
夕食メニューは『クリームパスタ』とDOで『牛スジ煮込み』
ママとエリママは『クリームパスタ』用にホワイトソース作りを始め、
パパは牛スジを茹で始めます。
子供たちはすでに焚き火に夢中になっており、
焚き火台の周りに輪になって嬉しそうでした。
あんなにいた虫たちも焚き火の煙と霧によって少なくなり良かった、良かった。
子供たちの夕食後あたりからポツリポツリと雨が降り始めたので、
焚き火台をターフ内に移動して子供たちお待ちかねの『焼きマシュマロ』をし、
9時を過ぎたあたりから大人の酒盛りへと進んで行くのでした。
ママたちは怒涛のごとくしゃべり続け、
「シャワーは明日、明日、、、」とワインを飲みまくっていたので、
ここでパパは一人でコインシャワーへ、、、。
懐中電灯を持ってテクテクと砂利道を300mくらい歩きました。(もっとあったかなぁ~、、遠かった)
コインシャワーと言ってもコインを入れるところはなく、
タタミ1畳分のスペースのユニットシャワーを防水カーテンで区切って半分が脱衣場。
管理人が常駐している混雑日には管理人にお金を支払って使い、(15分/300円)
居ない時は無料というシステムになっているようです。
水圧も充分で気持ちよかったです。
ところが、この気持ちいい思いをしたのはこの時のパパだけだったのです、、、。
なぜ?、、、どうして?、、、、後でお話いたします。

サイトへ戻って再び飲み続け、寝たのは12時過ぎだったかなぁ~~~。



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