ウキウキ山登り!

chunmue2

2006年05月05日 21:55



■富士オートキャンプ場ふもと村■ ・・・2日目

翌朝 晴れ渡った空の下、

グッスリと休んで絶好調の朝が元気いっぱいにやってまいりました。

朝食はいつものようにロールパンにウインナーとチーズを挟んだ『ホットドッグ』

スクランブルエッグを挟んだ『エッグサンド』

昨夜の残りの『ポトフ』

あとはチョット濃い目のコーヒーです。






朝食を食べて少しのんびりしたあと、

パパとチュンペーは買出しに出かけました。


何せ急遽決まった日程延長、

食材ももうほとんど残っておらず、

今夜の晩餐会のメニューが考えられません。

とは言え、渋滞を考えると南下も北上もまっぴら御免。


どうしたものかと考えた末に、

「国道へ出たところにコンビニの『サークルK』があるので、何か物色してこよう!」


と言うことになり、

我らがチュン君とパパが立ち上がったのです。


しかし、、、、、、

所詮「サークル・K」はコンビニです、

大したものはなく途方にくれるパパとチュン君

その時またしてもパパの野生の直感が、、、。


「そうだ!『道の駅』へ行けば何かあるかも?」


『道の駅・朝霧高原』は3kmほど北上したところにあります。

地元野菜や特産品などを販売しているコーナーがあり、

この日はGW真っ只中で観光バスも停まり大変混雑していました。


何とか「豚バラ肉」「手作りコンニャク」

それに魚ものが欲しかったので、

加工品の「イワシのはんぺん」

もひとつおまけにママ・リクエストの「赤ワイン」を購入。


今夜はあったかい『豚汁』だい!!!




キャンプ場へ戻ると午前中の間は、

場内にてみんなで球技をしたりして過ごしました。

100円ショップで買ってきたビーチボールでバレーをしたり、

「マジックキャッチ」でキャッチボールをしたりと、、、。

 

奇怪な美少女ミータンは前日までのキャンプで遊んだミニチュアダックスの「ショコラ」の余韻に浸り、

ペットボトルに目を付けヒモを付け、

世にも怪しいペットボトル犬「チャッピー」と名づけて、

テントの周りをお散歩です。(どう見てもブタにしか見えない、、、)

 

それから、忘れちゃいけない今夜の夜宴のための焚き木拾い

林の中に杉の木の枝打ちされたものがたくさん落ちていたので、

チュン君とミータンと集め、ノコギリで切って長さを揃えます。

チュン君もノコギリに初挑戦してがんばったので山盛りの焚き木が出来ました。





昼食は簡単に『冷麦』で済ませ、

メインイベントの午後を迎えます。

  



この『富士オートキャンプ場ふもと村』1993年オープンだそうで、

偶然ですがパパとママの結婚した年に出来たキャンプ場です。

管理棟から一枚の葉っぱのようにサイトが広がっていて、

すべてのサイトが林間地帯になっています。




一つ一つのサイトがかなり大きめに区画されているので、

駐車スペースも含めて大分余裕があって快適この上ない。

朝霧高原エリアのキャンプ場のほとんどは7m×7mが平均なのにここは10m×15mもあります。

ゆったりと林間で森林浴を楽しめるのでお勧め二重丸。

難点としてはお風呂がないこととコインシャワーが狭い点ですかね。

でもすぐ近くに温泉施設が数ヶ所あるので不便さは全然ありません。

何故かほとんどのガイドブック等の掲載が小さめになっているので知名度が低く、

まさに知る人ぞ知る穴場と言った感じです。


キャンプ場の売りとしては、

立地条件のせいかどうかわかりませんが、

夏場でも蚊や害虫が少ないと言うこと。

虫嫌いの女性の方には嬉しい場所ではないでしょうか、、、。

そしてもうひとつののキャン場の売りが2本の「登山コース」

往復2時間Aコース1時間Bコースがそれぞれまったく違うルートで設定されています。

スタート時に管理棟に申請するとチェックシートを渡され、

幾つかのチェックポイントのマークを全部書き込んで戻ると記念品をくれるそうです。

 
       Aコース・スタート地点               Bコース・スタート地点

そうです、午後からはこの「登山コース」へチャレンジとなったのです。

パパとチュンペーでまず管理棟へスタート手続きをしに行きました。

「7歳の子供2人を連れてですが、お勧めはどちらのコースですかねぇ~??」とパパ。

「そうですね~~、初めてだったらBコースの方かな、、、、」

「黄色いペンキであちこちに目印があるので目印に沿って登って行って下さい」

「それとチェックポイントが6ヵ所あるので、そのマークの絵を描いてきてね。」

「全部制覇して戻ってきたら御褒美をあげるよ」


と言って首から下げるチェックカードをいただきました。

チュンペーの目が輝き始めました。

「さあ~!出発だぁ~~!!!」




チョット前にTVで放映されていた『西遊記』風に列を作って場内を進みます。

因みにミータンが『三蔵法師』

動きそのものがサルのチュンペーが『孫悟空』

後は考えるまでもない、

ママが『猪八戒』で、

パパが『沙悟浄』なのだ。


「登山Bコース」は炊事棟の裏あたりからスタートになっていました。

最初はなだらかに林の中を登っていきます。

 

で、ここですぐさまチェックマーク発見!

「あったぁ~~!!!」


と、ここからが過酷な道のりの始まりでした。


普通に遊歩道を歩いて登ることを想像していたのですが、

とんでもない、、、けもの道です。

しかも岩やら茂みやら、、、おまけに崖まであって、、、、、。


5分登ったところでパパは汗だく、、、。

足はガタガタ、、、。

 


「お~~い!大丈夫かぁ~~~~???ハア、ハア、ハア、、、」


「うん、大丈夫!!!」


コーフン気味のチュンペーから即答が帰ってきます。

「うわっ!あったぁ~~~!!!今度は○○の形だぁ~~!!!」


つぎのチェックマークを発見したもようです。


最後尾でゼーゼー言ってきたパパは、

「ママ~~!大丈夫~~???」


「まだまだ~~~~!!!」

多少は元気のようです。



まさに登山でした。


「チュンペー!!気をつけろ~~~~~~!!!」


「わかったぁ~!!」


真っ直ぐに立って歩けるところはほんの少しでほとんどが急斜面

土のところはズズズーーーっと滑るようなところまで、、、。


          「チョット一休み」の場所


登り始めてから20分を経過したところでやっと中間のビューポイントの展望台に着きました。


「ウァ~~!!!キレイ!!!」


天気は曇り始めていて残念ながら富士山は見えませんでしたが絶景です。

そこへちょうど上から下りて来た人たちと遭遇。


「頑張ってください、上はもっと眺めが良くて気持ちいいですよ~~」だって、、、。

「よ~し!頑張ろう~~!!!」




気合を入れて再び登り始めました。

チュンペーとミータンはチェックマークを見つけては歓声を上げ、

疲れ知らずでドンドン登って行きます。


そうしてやっと最終到達点へ、、、。

「やったぁ~~~!!!」


しかし、ここで最後の6つ目のチェックマークが見つかりません。

「どこだ、どこだ、、、、」
と廻りを探索。

そうしてちょっとだけ奥に進んだ2人がこちらを振り向くと、

「あった~~~!!!!!」とミータン。

歓喜の瞬間でした。








しばらくの間、絶景の景色を眺め一休みしてから戻ることにしました。


しかし、帰りは逆に下り坂

崖の下のほうは見えるし、

道は滑るし、、、、

ある意味、上りより大変でした。





この登山コースは面白かったです。

今度はぜひAコースに挑戦したいです。



サイトへ戻って一休みした後、

再び今度は場内探索も兼ねて登山Aコース方面へ繰り出しました。

あくまでも途中までの探索です。

Aコースのスタート地点は場内の一番奥にある「洗面所・トイレ棟」の前にありました。

しばらく行くと川が流れ、

手作り風の木の橋が架かっておりました。






川の上流を見ると滝が、、、。

そうです、このキャンプ場のシンボルとも言える「人面岩の滝・小朝日滝」です。

大きな岩と岩の間に挟まった人面岩

その下部から水が噴き出しています。






綺麗な水で、あたりにホースが横たわっていることから、

キャンプ場の水はここからとっているようです。

この滝の右側の斜面が杉林になっていて、

よく見ると所々に黄色いペンキが、、、、。

「Aコースはここを登って行くんだ~~~~」


チュンペーたちは行く気満々でしたが、今から往復2時間はかなり辛い、、、。


Bコースに行く時に管理棟でもらった地図によると、

ここから20分ほど上がったところにもう一つ「朝日滝」と言う滝があるらしいので

そちらを目指すことにしました。



道は先ほどのBコースよりも過酷でした。

急斜面の上に道幅は30cmくらい、、、。

当然、手摺などは無く、右は斜面、左は崖の状態。

「気をつけろ~~~~!!!」

「慌てるな~~~~!!!」



と叫びながら進みました。




そうして登ること20分、、、轟音と共にようやく滝が見えてきました。

こっちの滝の方は大きな一枚岩をえぐるように落ちてくる一本滝です。

 



しばらく、この滝の前でマイナスイオンをいっぱいに吸い込みながら休みました。




パパはマイナスイオンと一緒にタバコの煙も吸い込んで体にいいやら悪いやら、、、。

帰りはかなり危険な状態だったのでパパを先頭にゆっくりと下りて来ました。

山登りはキツイですけど面白いですね~~~。



バテバテでサイトに戻った後は少しのんびりタイムです。

子供たちはおやつにスイカを食べ、

大人は『豚肉とピーマン炒め』ビールをグビッ!


のどかな時間です。

 





やがてまたサイト前の通路で球技をして遊び、

しばらくして交代で場内のシャワーに行きました。

身も心もサッパリとしたところで早めに夕食の準備に入ります。

メニューは『豚汁』と前夜の残りの『カルビ焼肉』

昼間の山登りとワインが効いてきてボーーーーっとし始めるママ。


 






子供たちも疲れたのか眠くなり、

午後7時半頃にはママと共にテントの中に入ってしまいました。

「もう、寝るの~?」

「早すぎるよ~~~~~!」



と言ったパパでしたが、

「10時になったら起こして~~」


とママは言い残し休んでしまいました。

それからず~~~~っとパパは一人ぼっちでした。

哀愁漂う一人焚き火大会をしながら、

グビグビ呑んでました。

10時過ぎになってママが予定通り起きてきましたが、

あまり永くは続かず、

世間の正しいキャンパーのように11時頃にはパパもテントの中へ、、、。


エアーベッドが気持ちいい~~~!!



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