■PICA富士吉田■ ・・・1日目
◇CAMP場総評◇
設備が整った欧米風のとてもきれいなキャンプ場です。オートキャンプ場と言うよりもトレーラーやログコテージ、パオといった宿泊施設が充実してます。金額はレギュラーシーズン・オンシーズン・ハイシーズンと3段階に設定してあり、レギュラーシーズンだとオートキャンプサイトは何と2000円(税込)。電源付でも300円UPの2300円なのです。これがハイシーズンになると7500円と3倍以上になってしまうのもどうかと思うが、、、。とにかく私らが行ったときはレギュラーだったので2300円でした(^^♪ それと何と言っても感激の割引プラン・『ハッピーフライデー』があります。これはオートキャンプサイトに金曜・土曜の2連泊以上の方は金曜の宿泊料金が無料、コテージやパオなど、宿泊施設ご利用の方は金曜の宿泊料金が半額になると言うサービスです。賢い利用法としてはオートキャンプの場合、金曜日が無料なので予約だけ入れて、実際のチェックインは土曜日の午前中と言う手も、、、。(詳しくはキャンプ場公式ページで確認してください)
勝手な評価 ★★★★★
〒403-0005
山梨県富士吉田市上吉田立石4959-4
TEL:0555-20-4580
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待ちに待った2004年キャンプシーズンの幕開け。
今回は幼稚園のパパのサークル仲間のN島さんファミリーと2組で
一昨年に行った
『PICA富士西湖』と同じPICAグループの
『PICA富士吉田』に行きました。
↑の◇CAMP場総評◇にも紹介しましたが
「ハッピーフライデー」と言うプランがあったので私たちは金曜日の午後にチェックインをして2泊。
N島さんファミリーはパパのお仕事の都合で土曜日の朝にチェックインして1泊と、、、時間差攻撃になりました。
この企画はヒット商品だと思います。
通常だと14時受付開始なのですが、前日から予約してあるので当日の朝7:00からチェックイン可能となるわけです。
これだと1日が長ーーーく楽しめて本当にハッピーなのだ。
さて、話は我が家の出発の朝、つまりは金曜日の朝から始まります。
久々のキャンプという事で元気良く目覚めたパパとチュンペー、ミータンではありましたが、
またしてもママの様子が、、、。
「ウ~~~~~~ン、、、」
「なぬ?どうした?」
「気持ち悪い~~~、熱もチョットあるみたい、、、」
「エーーーーーーッ??!!」
恒例のハプニングが今年も健在でした。
仕方がないのでママにはそのまましばらく休んでいてもらい、
パパ一人で準備に取り掛かることにしました。
ここで中止にしないところがパパの鬼の執念と言うか、
強引と言うか、責任感と言うか、根性と言うか、素敵と言うか、男らしいと言うか、、、いろいろです。(←ただの馬鹿)
ところがこのパパ一人で、、、と言う行為が後々悲劇をもたらすのでした。
いつものように家中のいたるところに収納してあるキャンプ道具たちをサッカーの日本代表選考のように
「君は行ってもらうよ、、、期待してるからね、、、」
「君のポジションは今回 新戦力が登場してきているので留守番ね、、、」
「泣くな~!お前の出番は次回にきっとある、、、」
などとブツブツ呟きながら選出して積み込んで行きました。
ここで通常だとママが衣類や食材等を用意したものを最後に積み込んでGO!となるわけですが、
今回はママはダウン、、、。
仕方がないので食材もパパが用意して、後は衣類となり、
「子供たちの着る物はわからんから頼むよ~~~~、当然、ママのなんて、、、」
「それで具合はどう?」
「・・・・・・」
「ん~~~、ファイトーーーーッ!!!!」
などと心配したり、汗かいたり、吼えたりしていたら、ある肝心な物を積み込むのを忘れてしまったのでした。
きっとママが元気だったら冷静に状況を把握し、
その明晰なる頭脳を用いて最終確認で気づいてくれたんだろうけど、、、、(ヨイショ!)
そうして出発した途端、チュンペーが、
「うどんが食べたい~~~~~~~!!!!」
と言って泣き叫びだしたので、一向は家から300mほど走ったところの『うどん屋』へ突入。
いつものドタバタ道中が始まりました。
本調子にならないママを車に残してスーパーで買出しを済ませ、
全速力で御坂峠を越え、一向はまずは鳴沢村へと向かいます。
ここで何故、鳴沢村か?と言うと2週間ほど前からYahooオークションで薪を落札していて、
その出品者は鳴沢村の材木屋さんだったのです。
今シーズンは3月、4月、5月と連続でのキャンプ予定になっていたので、
うまくすれば薪の調達が楽になると思ったからでした。
それに値段が安い、1束:150円なのだ。
ただ、宅配便とかで送ってもらうとなると送料がかかってしまうので、
普段買っている料金と変わらなくなってしまいます、、、そこで考えました。
「今回の3連発はいずれも富士山周辺、、、と言う事は、、、立ち寄って行けばいいわけだ!!」
取り合えずメールで4束注文してあったのでそれを取りに行きました。
材木屋のお兄さんはとっても良い人で、
太いものも合わせて3束もサービスしていただいて合計7束の薪を積み込むことに、、、。
で、ここでちょっとハプニングが、、、。
材木屋さんでは何匹か犬を飼っていたわけですが、その内1匹がパパの美味しそうな太ももにパクッ。
「痛~~~~~~!」
すまなそうにしているお兄さんの手前、
「大丈夫、大丈夫、ありがとうございましたーーーー!!!」
と、元気良く出発しましたが、痛かった、、、(T_T)
(後で見てみたらやっぱり歯型がありました)
そうして最後に忘れちゃいけない酒屋へ寄って、やっとの思いでキャンプ場へ着いた次第です。
『PICA富士吉田』・・・そこは富士北麓公園の手前のアカマツの林の中にありました。
ゲートを入ってすぐ右側に欧米風のゲストハウス、正面にはトレーラーコテージが立ち並び、
左側は駐車場になっていてその向こうにキャンピングパオが並んでいました。
週始めに富士山周辺は雪が降り、富士吉田市では20センチも積もったとの情報を得ていたので
チョット心配していたのですがキチンと除雪され、
まだあちらこちらに雪は残っていましたがテントサイトを設営するにはまったく問題がなく安心しました。
チェックインを済ませて車で場内へ進みます。
舗装された車道は楕円のトラック状になっていて、
ゲストハウスから約半周したところに予約したオートキャンプサイトA区画はありました。
斜め右側すぐに炊事場とトイレ棟があり、目の前がドッグラン(去年まではキャンプサイトだったらしい)、
斜め左奥にはキッズパオと、最高のポジションでした。
なんだかんだで到着したのが午後4時近くになってしまったので急いでテントとターフを設営しました。
ママはまだ気分が優れないらしく元気がありません。チュンペーとミータンは絶好調でハシャギ回っていました。
天気は晴天で最高でしたがさすがは富士山麓、
日が傾いてくると空気が冷たくなってきたので
先ほど犬に噛まれながらGETしてきた薪でファイヤーグリルを使って焚き火をしました。(直火は禁止)
ここでやっとパパは缶ビールをプシュッ、、、
「ま・い・う~~~~~~~」
と、ここで突然ある重大な忘れ物に気がついたのでした。
「で、で、電気毛布を忘れた~~~~~!!!!(も一つおまけに)!」
「え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!!」
どエライことになったのだ。これでは電源付サイトの意味がない!電気は他にも使うがメインで使用は電気毛布。
「どうしよう???」
「管理棟でレンタルしてるかもしれないので聞いてきてぇ~~~」とママ。
「ヨッシャ~~~~~!!!」と走るパパ。
しかし、さすがに電気毛布のレンタルは無く、
「仕方が無いから、俺が家に取りに行ってくるか!!往復で2時間か、、、まいったなぁ、、、」
と嘆いているうちに辺りはだんだんと暗くなり始め気がつくともう午後6時、
夕食の準備をしなくてはならないのですが、ママはまだ体調が思わしくなく、
動きにいつものキレがありません(どんなキレだ、、、)。こうなったらパパが頑張るしかない、、、。
夕食の献立は温かいビーフシチューと決めていたのでダッシュで調理にかかりました。
「よし、みんなが夕食を取っている間にマッハで電気毛布を取りに行ってくるか、、、」
圧力鍋と同じ効果のあるダッチオーブンを使ったので比較的短時間でビーフシチューは完成。
「さあ、行くか」と思ったところ、ママが、、、
「ん~~~大丈夫みたい。
4つのシュラフの内、2つを連結してチュン君とミータンの3人でくっ付いて寝て、
1つを広げて掛布団にすれば何とかなりそう、、、。その代わりパパは1人で寝てください。」
「大丈夫か~~~??」
「たぶん、大丈夫、大丈夫、、、」
「パパは1人、、、」と言う響きが微妙に気になるところだが、
とにかく往復2時間の旅は本調子でないママと子供たちだけを残して行かねばならず、
多少不安だったので試してみることになったのでした。
電気毛布はN島さんに電話をし、明朝こちらへ向かう途中で我が家に立寄って持ってきてもらうことにしました。
食事の後、男、女グループに分かれて場内のお風呂に行ってよ~~~く温まり、
その夜はママも子供たちと一緒に早々と眠ってしまいました。
多少はお酒を飲んでましたけどね、、、。
パパは1人淋しくチビリチビリと焼酎のお湯割を飲みながら焚き火をしていたのでした。