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Posted by naturum at

2006年08月28日

そして、パパはターザンになった・・・



◇フォレストアドベンチャー◇

ヨーロッパで大流行している『森のアドベンチャーパーク』がついにアジアへ初上陸。その記念すべき第1号が日本の富士山の麓、山梨県の鳴沢村に誕生しました。森の中を樹から樹へ空中移動して行く日常では体験できないスリル満点のアウトドア・パークです。
 専用ハーネス(安全具)をつけているのでルールさえ守れば小さな子供(5歳以上)でもまったく安全。通常のフィールドアスレチックとは違ったワイルドな感覚で、35~40のアクティビティをこなしていきます。
 最高地点で地上12m、滑空距離は最長で90m。すべてをクリアするには2時間程度はかかります。
 まさに『冒険の森』と言っていいこの施設、オープンしたのが今年(2006年)の8月7日。
 「知る人ぞ知る、、、」って感じなので知名度も低く、地元の人にもほとんど知られておりません、、、なのでたどり着くまではかなり大変です(道を聞いても誰も知らない、、、)。
 案内道路看板もありませんので、行く方は電話番号を控えて行ったほうがよろしいかと、、、。
 それと、現地には電気も水道もガスもありません。よって一日を通して楽しみたい方たちはお弁当や飲み物は持参したほうがいいです。当然、売店、食事処、自販機等もありません、、、仮設トイレはあります。
 金額はチョット高めですが、とにかく一日いても飽きないほど面白いので超お勧めの場所です。

〒401-0320
山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545-1
TEL 0555-72-0970

********************************************************

ある日のことです。

ママが

「今朝のFM富士の番組で紹介してたんだけど、、、
鳴沢村にアジア初の自然林を利用したアスレチックが出来たらしいよ~~、調べてみて~~?」


とのたまうではないか、、、、。

「アジア初?自然林?」

今一ピンと来ないパパではあったが、

さっそくネットで検索、、、。

しかし、「鳴沢村 アスレチック アウトドア、、、」云々とキーワードを打ち込んでみても?

鳴沢村役場のホームページを見ても?それらしきものは見当たらず、、、。

終いにはママが直接 鳴沢村役場やFM富士に電話したのですが、

掛けたのが土日とあって宿直の人しかおらず、

結局「わかりません、、、週明けにもう一度電話して下さい、、、」と言われてしまう始末。

そこで週明けにママが再び役場に電話するとついにその名前が判明!

『フォレストアドベンチャー』さっそく、この名前でネット検索すると、、、

ジャジャ~~~~~~~~ン

発見しましたぁ~~!その公式ホームページを、、、。

「うへ~~~!おもしろそ~~~~~~~~!!!」

「行こう!行こう!すぐにでも行こう!!!」


と言うことになり、

チュンペーとミータンの夏休みの最終日、

月曜日だったのですが、ちょうどママが夏期休暇を取っていたこともあって、

パパもいそいそと会社に「有給休暇届け」を書くのでした。


その日は明け方に雨がパラつき心配されたのですが、

午前9時頃には上がって天気予報を調べてみても何とか大丈夫そう、、、。

念のため現地に電話をして営業の有無と服装等の確認をしていざ出発!


ところがですよ、、、地図でだいたいの場所を見て来たのですが、

案内看板が全然なく、それらしき施設も見えてきません。

「確か、、、地図上は『鳴沢ゴルフ倶楽部』の真南だったんだけどなぁ~~~」

付近をグルグル回って、ある別荘に飛び込み管理人さんに聞いてみても

「知らないなぁ~、聞いたことないよ~~~~」

と言われてしまいました。

マヌケなことに電話番号を控えてこなかったので「104」に電話して番号を聞き、

電話してみると今度は留守電、、、、。

「どうなってんだぁ~~~~???」

と車は『鳴沢ゴルフ倶楽部』を通り抜け、関係者以外立入り禁止の別荘地へ侵入。

そのまま走ると今度は行き止まり、、、、。

「まいったなぁ~~~~」と思っていたら、

別荘地内の巡回パトロール車に遭遇、

「この辺に最近出来た『フォレストアドベンチャー』と言うアスレチック施設を知ってますか?」

と聞くと

「もしかするとあそこかなぁ~」

と教えていただきやっとのことで到着いたしました。

着いてみてビックリなのは、

本当に自然の樹をそのままに丁寧に当て木をしてワイヤーで巻きつけ、

樹から樹へ吊り橋状にコースが作られています。


                『アドベンチャーコース』の一角
            ほ~ら、かなり高いところにプラットホームが



              場内全体図 チョット分かりづらいかも・・・


駐車場もまさに造成が終わったばかりの状態で舗装もされていません。

管理棟は完全手作りの建物で、

おまけに電気もガスも水道もないときたもんだ、、、。

それなりのレストハウス等の施設を想像していた我々は、

このあまりにも自然と同化したたたずまいの風景に唖然としてしてしまい、

「これじゃあ~、地元の人に知られないのも無理ないか、、、」


         管理棟  完全手作りだそうです。オマケに電気も水道もない



受付を済ませた後、

いよいよ安全具の装着です。

ハーネスと呼ばれる特殊なベルト安全具。

子ども用は肩まで掛かる完全型。

大人用は腰の回りだけと言う装備。

それに「プーリー」と呼ばれる滑車付のフックと

「カラビナ」と呼ばれる安全フックが繋がっていて、

これを決められたルール通りに使用していれば全く安全に、

どんなに高いところでも樹から樹へ移動が出来てしまうのです。


 
      ヘルメットも装着し気分はドキドキ              子供は肩まで掛かる専用のハーネスを装着

 
      こちらが「プーリー」 滑車がついてます                  こっちが「カラビナ」


             まずは低いところで講習を受けます


低い位置でのデモンストレーション用のアクティビティーで講習をうけ、

いよいよ『ディスカバリーコース』へ挑戦です。

 
          そしていよいよコースへ・・・                  地上3メートル付近の丸太渡り
   最初のうちはインストラクターの方が付いてくれます。

 
       『ディスカバリーコース』の一部                 『アドベンチャーコース』の最初の部分
                                       ターザンのようにぶら下がってネットへ飛びつきます。


インストラクターに見守られながら、

パパを先頭に、チュンペー、ミータン、ママと続きます。

緊張しながら手順どおりにカラビナをしっかりとワイヤーロープに掛け、

すぐに先へ行きたがるチュンペーにブレーキを掛けながら、

慎重に慎重にアクティビティをこなして行きます。

 
     しっかりとした足取りで丸太を渡るミータン          最後に『ジップスライド』で地上へと降りてきます。
                                               これが気持ちよくて面白い。

 
  ミータンもビュ~ン!!気持ちいいーーー!!!           ママもビュ~~~ン!ヒエ~~~!!!



各コースの最後のところはジップスライドで地上に向かって滑空、、、。

公園なんかによくあるターザンロープとはスケールが違うこの滑空に子どもたちはもちろん、

パパとママも大コーフン。

「ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

と叫んでは飛んでいきました。



『ディスカバリーコース』が終わったところで勢いづいてしまった我々は、

『アドベンチャーコース』へも挑戦させてもらうことに、、、。

最初の方の4つくらいはそれほど難しくないので、

難なくクリアし、

チュンペーは「次もやりたい、次もやりたい、、、」と言い出しました。

実を言うとここから先が本格的なコースになっていて、

最終段階では地上12mの地点まで上って行くのだそうです。

ルールさえ守れば大丈夫なのですが、

問題はチュンペーとミータンの身長、、、。

120cmくらいだとワイヤーに届かなくてプーリーが掛けられないんじゃないかと、、、。

そこで必ず親子ペアで一緒に進むのを条件に許可していただきました。

もちろん責任はすべて親、、、。

 
  面白すぎて今度は『アドベンチャーコース』へ挑戦!              最高地点で地上12m。
                                          人間の目線だと14mの所へ登っていきます

  

 
    地上8m付近のハシゴを渡るミータン                    怖さ知らずのチュンペー

でも心配だったのか?途中でインストラクターのお兄さんが真ん中に入ってくれたので、

比較的スムーズに進むことが出来ました。

しかし、最後の12mの高さ(体感高は14m)のところからのジップスライドは怖かったですよ~~、

特に飛び立つ瞬間が、、、、、オシッコちびりそーーなくらい(^^ゞ



       最後に地上に向かって急降下、4階のビルの屋上くらいからスライドです。
                    飛び出す瞬間がめちゃ怖い!



    飛び出してしまえば気持ちいいのだ。チュン君は嬉しくてたまらないらしい、、、。


一通りこなしたところで体力も消耗してきたのでチョット休憩です。

本当はまだまだコースは続くのですが、

ここから先は明らかに一般の『アドベンチャーコース』。

身長が140cm以上ないとまったく無理と言う難関コースなのです。

やりたがるチュンペーに

「ここから先は大人しかダメだって、、、」

「すーーーーーーっごく怖いし、背が届かないからダメだって、、、」
と言っていると、

「じゃあ、パパやってみたら、、、、、、???」とニタニタしながらママ。

「えっ???」

「・・・・・」

「やってみるか、、、、、、、(不安)」



 
       身長140cm以上は必須の難関コースへ挑むパパ。  後姿がかっこいい~~~!!!


と言うことでパパの孤独なチャレンジが始まりました。

一つ一つのアクティビティが先ほどまでのと違いハードです。

そしてどんどん登っていって、

かなり高い位置からネットへ向かってターザンのように

振り子式のダイブ

これがめちゃめちゃ怖い、、、。

最大の難所とあって迂回コースも用意してあるほどのポイントなのです。

かなりの人がここで躊躇し、

数分は悩む、、、、とのこと。

パパもかなり悩んで

「迂回していい~~~~???」

と聞くと下で見上げているママが、

「行くさ~~、行くさ~~!!!行ける!行ける!!!」

インストラクターの人もニコニコと

「腰を低くしていけば大丈夫ですよ~~!!!」

だって、、、、。

パパも昔は野生児と呼ばれた時代がある、

足だって人並み以上に速かったし(この場では関係ないが・・・)

ジャンプ力もあったし(これもあんまり関係ないか・・・)

怖いもの知らずだったし(うわべだけだけど・・・)

そこで、意を決して「トォーーーーー!!!」


ヒェ~~~~~~~~~~


何とか無事にネットにしがみつき必死の形相で斜めに移動しながらプラットホームへと無事到着。


フ~~~~~ッ、やったぜ!!!



      泣くほど怖かったネットへのダイブ。迂回コースへ行きたかったが、皆がそれを許さず、、、


この後もネットの横歩きやら、

横丸太渡りやら、、、

結構きついです。

これじゃあ~小学生も高学年で体力のある子どもじゃないと厳しいかも、、、。

さいごにジップスライドで谷を渡り帰還いたしました。

 
   この横丸太渡りがグラグラして不安定なのだ           最後は『ジップスライド』で無事帰還
      気を抜くと股が裂ける、、、しかも高い   


その後はみんなで再び『ディスカバリーコース』をめぐって、

とにかくヘロヘロになるまで遊びました。

最後になってくると手の握力がなくなってくるので、

ちょっときつかったです。









あれやこれやで結局4時間弱、、、。

昼食も食べずにがんばってしまいました。

だって何か食事の施設があると思って、

何にも持ってこなかったんだも~~~~ん。


だけど、面白すぎてそのことも忘れてしまっていました。


今なら知名度も低いので混雑していなくて、

とにかくおススメです。

お弁当と飲み物を用意して朝から行けば、

満喫しすぎてグッタリすること間違いなし、、、。


 
        ふ~~~疲れた~~~                     ここが入口かなり分かりづらいです。
      だけど、面白かった~~~~!!!