2006年10月07日
八千穂の夜は寒かった・・・

管理棟前から見た駒出池
■八千穂高原駒出池キャンプ場■ ・・・1日目
◇CAMP場総評◇
信州北八ヶ岳の一帯に広がる「東洋一」と言われる八千穂高原の白樺林の中にある老舗のキャンプ場。中心に位置する駒出池の周りに景観抜群の4つのフリーサイト、そのさらに外周にオートサイトエリアが点在する構成になっています。
場内にはMTBコースやフィールドアスレチックが併設されていて、子供も大人も楽しめます。
とにかく抜群のロケーションと広大な敷地の中、ハイキングコースなどもあり、自然を満喫したい方たちにはお勧めのキャンプ場です。
難点はサイトの立地条件が斜面や凸凹が多いこと。テントやターフの設営にはかなり頭を悩ませます。
サイト使用料(1泊)…大人:1,200円、小人:600円
オートサイト(1泊)…車1台当り:2,000円
駐車場(1泊)…車1台当り:500円(普通車)、1,000円(バス) ※フリーサイト利用時
問合せ:0267-88-2569(現地・総合案内所 4月末~10月)
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毎年のことですが、8月のお盆に我が家へパパの2人の弟家族がやって来ます。
当然のことながらその夜は宴会となるわけですが、
そこで三男坊のターちゃんより訴えが、、、
「最近、キャンプに連れてってくれないじゃん!!!」
「タケ坊がチュンペーたちと行きたがってるんだよ、、、」
と、のたまうではないか。
「そう言えば3年前の『伊豆ポマトランド』以来かなぁ、、、、。」
「じゃあ、10月あたりにでも計画してみるか、、、、」
と言うわけで急遽決まった今回の秋キャンプ。
場所は3月のスキーの帰りにその脇を通った際、
白樺林に囲まれた雰囲気抜群な環境に秘かに心惹かれていた
『八千穂高原駒出池キャンプ場』
さあ、また旅立ちだ~~~~~!!!(水戸黄門ではない!)
当日の朝9時半、我が家で待ち合わせして
はち切れんばかりの道具を2台の車に積込み出発。
(今回は忘れ物がないように慎重に、慎重に道具を運んだつもりなのだが、、、、、)
途中、旧双葉町のスーパーと酒屋で買い物を済ませ、
一向は国道141号を八ヶ岳方面へ進みます。
天気は晴れのち曇り、
この週は前日の金曜日まで台風と秋雨前線の影響で雨が降っていたのですが、
この日より天気は回復傾向に、、、。
ただ上空は台風の影響からか?風が強いらしく雲の流れは早かったです。
のどかな雰囲気で清里を抜け、野辺山を抜け、
松原湖から『小海リエックス・リゾート』方面へと左折して、
山を越えて八千穂高原へ、、、、。
何の問題もなくキャンプ場へ到着したのは午後0時を回ったあたりでした

サニタリー棟に付いてた看板


管理棟の売店側入り口 売店の中
観光案内所も兼ねてます 簡単な食材もありますが、種類はないです


売店側から見た管理事務所 管理棟の横にあるバーベキュー場
向かって左側が受付カウンター

1号キャンプサイト フリーサイトとなっていて車の乗り入れは不可
意気揚々と管理事務所で受付を済ませ、
指定されたのはオートサイトの46番。
オートサイトエリアの上部に位置し、サニタリー棟へも近いなかなかの好条件の場所でした。
ただ地面がねぇ~~~~
ここのキャンプ場は各サイトとも斜面が多く、
テントスペースも凹凸が激しく平らなところを探すのが大変です。
その分オートサイトのスペースは多めに取ってあるので、
知恵を絞れば何とかなりますけど、、、。
今回の我が家の装備はテント2つとタープ1つ。
とにかく斜めに眠ると朝起きて大変な状態になっていた過去の経験を生かし、
比較的平らな部分にテント2つを先に並べて、
若干斜面のところにタープを設営と相成りました。
しかし、この日は前日までの雨の影響で地盤が緩くなっていて、
ペグだって足で踏めば簡単にズボズボと入ってしまうような状態。
おまけに風が強かったので、
ちょっと油断をしていると吹き飛ばされてしまうようなことが数回、、、。
辺りの木が次第にザワザワっとしてきたら要注意!
「ヒェ~~~~~~~~!!!」
と言う悲鳴とともにタープが崩壊します。
頼みのペグはすぐにスポッと抜けてしまうので、
とにかく設営には手間がかかりました。
結局のところ持ってきたペグとロープをすべて使ってテントとタープを固定しました。
以前より「欲しいな、欲しいな、、、」
と想いを寄せていたスノーピーク社の史上最強のペグ
『ソリッドステーク』の30cmを4本、20cmを4本、直前に衝動買いしてきたのですが、
この30cmのペグは正解でした。
20cmの方はすぐに抜けてしまいましたが、
30cmは気合充分で持ちこたえていました、、、(エライ!!)

今回利用したサイト オートキャンプサイトのNo.46

反対側から見るとこんな感じ
何とか形が整ったところでお湯を沸かし、カップ麺で昼食を取りました。
するといつものようにチュンペーが言い出します。
「焚き火がしたい~~~~~!!!」
「ちょっと待ってろ~~~!今、準備してやるから~~~~~!!!」
「その辺で、、、、、、、、、」
「ん?、、、、、?????????????」
「でぇ~~~~~~~~!!!
焚き火台を置いてきちゃった~~~~~~~!!!」
と引っ繰り返りそうになりながらパパ。
「ええ~~~~~~?????」
と言いながらも「やっぱりね~~~」とパパを馬鹿にするママ。
しかし、幸運なことにダッチオーブン用にとコールマンの『ファイヤーグリル』は持ってきたので、
充分に焚き火は可能。
「よかったぁ~~~~~~~」
と胸をなでおろすパパなのでした。
「今回こそは絶対に忘れ物はしない!」と意気込んで来たのに、、、、、グスン。
しばらく焚き火を楽しんだ後、
ママはせっせとサイトのレイアウトの修正。
パパはハンマー片手に設営の強化に励みます。
部分的にロープを木に巻きつけたり、打ち込んだペグの上に重い石を置いたり、、、。
子供たちはタケ坊パパのターちゃんとサッカーをして楽しんだり、
3人で場内にあるフィールドアスレチックに行って遊んだりしていました。

オートキャンプサイトのサニタリー棟


サニタリー棟の中の炊事場 炊事場にはコイン式のガスコンロまでありました


男子トイレ シャワー室の脱衣所及び化粧室
水洗式で小便器3つ、大便所は洋式1、和式2 無料でドライヤーが設置されていました◎

アスレチック全体図


1番最初のポイント「丸太ジャングル」 釣りっ子ランド



標高1285mの八千穂高原。
昼間の気温は15~16℃くらい、、、下界よりは5度は低いです。
風がなければもうちょっと暖かく感じられるのでしょうが、
日が傾き始めると次第に寒さの方が気になり始めます。
そこで当初は夕方に温泉にでも行ってから夕食準備などと考えていたのですが、
いきなり初日から子供たちに風邪でもひかれては大変、、、と言うことで温泉は取り止め。
(大人は後でシャワーにでも行けばいいしね、、、シャワー室のあるサニタリー棟は目の前だし、、、)
いつもよりはちょっと早いですけど夕食の準備に取り掛かりました。
1日目の夕食メニューは『焼き鳥』と『まるごとキャベツポトフ』。
鳥のもも肉と砂肝を一口サイズに切って串に刺す作業から始めました。
「ねぎ間」好きのミータンと「ねぎ間」嫌いのチュンペー。
双子のくせに好みがバラバラとあって両方作らなければなりません。
『まるごとキャベツポトフ』の方はママが12インチDOを使ってタップリと作ってくれました。
寒いときにはスープものが嬉しい限り、、、、。
まさに激ウマの一品です。
テーブルの上にドォーーンとユニセラTGを乗せて、
『焼き鳥』を焼きながらの宴会がスタートしました。


10月初旬だと言うのに吐く息が白くなってきました。
気温はたぶん、、、10℃以下にはなってると思います。
タープの入口に焚き火を移動して空気を温めているのだが、
次第にビールを飲むのも辛くなってきたので焼酎のお湯割りにチェーーーンジ!!!
お腹の中から温めようとガンガンに呑み始めました。
さすがは我が家系の酒豪3人がそろうとペースもハイピッチ。
2.7リットルの焼酎ペットボトルがグングン減っていきました。
満を持して登場した『牛タンの塩焼き』や『厚揚げ豆腐』、
100スキで『鳥軟骨炒め』などをしながら時間は過ぎて行きます、、、。









子供たちは相変わらず焚き火で盛り上がっていたのですが、
昼間のアスレチック等の疲れからか?だんだんと眠くなり午後9時近くになってテントの中へ、、、。
この時すでに酔っ払いと化していたターちゃんも
タケ坊を寝かせにテントの中に入ったまま戻って来ません。
覗きに行って見ると、
「大丈夫、大丈夫、、、、、、」
と言って夢の世界に堕ちていきました。
その後は、またしてもパパ一人でシャワーに行き、
ママは「明日の朝にする~~~~~」と言ってテントの中へ、、、。
シャワーから戻ったパパは、
しばらくラジオを聴きながら呑んでましたが、
寒くなってきたので風対策をしてテントの中へ、、、、。
清く正しいキャンパーなのでした。