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2005年07月23日

真っ白な霧の中でたわむれる人々

真っ白な霧の中でたわむれる人々 真っ白な霧の中でたわむれる人々

■朝霧ジャンボリーオートキャンプ場■ ・・・2日目

翌朝も深い霧で覆われていました。
昨日はハッキリと見えた15m先の炊事場もボンヤリ霞んで見えるほど、、、。
今日は後発隊の2家族8人がやってきてメンバー勢ぞろいです。
「にぎやかになるんだろな~」
ここでママとミータンは早朝シャワーに出かけました。
時に午前6時。
昨夜はテント設営に疲れたのと飲んでしゃべっていたので入れなかったから、、、。
早朝シャワーは気持ちいいもんね~~~~。
と、ところが思ったより2人が早く帰ってくるではないですか??
「ダメ!出ない!、、、ん、まったく、、、」
どうやら、シャワーのお湯が出ないらしいのです。
「何で~~??夕べはジャンジャン出てたよ~~??」
「ん~なこと言ったって出ないんだから、どうなってんの~?と聞きたいのは私のほう!!!」
かなり御立腹の様子です。
「そりゃぁ~そうでしょう!朝早く起きて、砂利道歩いて、
ミータンをスッポンポンにして『さあ~』って蛇口をひねったら出ない、、、!」
もう一度ミータンに服を着せて戻ってきたとのこと、、、。
「そんな~?」ってパパが調べに行くと入口のドアに張り紙が、、、。
『御利用可能時間 10:00~21:30』
「なんだ、早すぎたんだよ~」って説明して納得したのだが、
この問題はこれで終わりではなかったのでした。続きはまたあとで、、、。

朝食を『白ごはん』『大根の御味噌汁』『ウインナー』と昨夜の残りの『牛スジ煮込み』でとった後、
N島さん一家とSamさん一家が到着するまでノンビリと過ごしました。
時折、時計を眺めては
「今頃、精進湖線に突入したころかな?」などとのどかにしゃべってはコーヒーを飲んでいました。
子供たちも焚き火トークに夢中です。

そうして彼らは到着しました。
クラブハウスで受付を済ましてこちらへ向かっているとの電話。
そのうちまた電話が、
「どの辺ですか?何サイト?」とN島さん。
「Nサイトだよ」
「Nサイトってどこですか?」
「管理棟の裏の道!!」
「わかりました~~~」
しばらくして今度は
「どこですか~~~」とSamさん。
「管理棟の裏の道だよ~~~」
「林の中を下ってますよ~~??」
「そうそう、その奥だよ~~~~」

車道に出て眺めていると車のヘッドライトが見えてSamさん一家がやってきました。
「あれ、N島さんは?」
「先を走ってたのにおかしいなぁ~~?」
「そう言えば電話が来てから時間がたつなぁ~?」
「ん?、、、遭難か~~~??」
次第にパパの脳裏に流れるのはあのメロディ、、、、。
チャンチャンチャーーーン、ズンズンズンズン、、、ズンズンズンズン
土曜サスペンス劇場『朝霧に消えた一家』
いっそう深くなってきた霧が緊迫感に拍車をかけます。
救助は?捜索隊は?新聞の見出しは?一家の運命は???

などとパパが馬鹿な妄想に浸っているとN島さん一家が無事やってきました。
「ご無沙汰してまーーーーす!」
「こちらこそ~~~!」

チュンペーとタローちゃんはリク君、ハル君、レオ君たちと野球を始めました。(みんな名前が2文字だな?)
ミータンはサッカとポポちゃん人形のお世話を始めています。
大人たちは挨拶もそこそこに早速、テント設営に入ります。
敷地が微妙に傾斜しているので悩みながらも手分けして手伝って無事完了。
スクリーンターフたちは1つはキッチン用、1つは大人のリビング用、1つは子供の直座りリビング用
さらにSamさんのウイングターフも焚き火場用にセットされ、
それぞれ自分たちの役割を与えてもらい嬉しそうに並んでいます。

ひと通り落ち着いたところで今度は昼食の準備にとりかかます。
昼食のメニューは、
出ました!お待ちかね気合一発!赤身1キロ特盛の『ローストビーフ』
それに同じくDOで『ピザ』と『パン』
3台のダッチオーブンフル稼働です。
自然とママたちの仕込みチームとパパさんたちの焼き方チームとに分かれ作業は進みました。

まずは『ローストビーフ』。
たっぷりと塩コショウした赤身ブロックに切れ目を入れてニンニクのスライスを刺したものを、
プレヒートしたDOに投入して表面だけを焼きます。
ジューーーっといい音ではないですか、、、!(^^)!
ほぼ全面を焼いた後、敷き網をしてその上に肉を置き、
蓋をして上下で30分位ローストします。
金串を刺して唇に当て、にわかに暖かかったらOK!
充分に冷ましてから切ると、ほ~~らピンクのお肉ちゃん、、、ムフフ。
(ここで注意!温かいうちに切ってはいけません。肉汁が流れます。)
お次が『ピザ』。
途中経過まではパンの生地作りと同じ、
ボールに強力粉と卵と砂糖と塩、バターそれにドライイーストを入れて、
牛乳を熱めのお風呂の湯加減並に温めて投入(41~2度)。
しっかり練りこんだ後、そのままボールにラップをして1時間寝かせて一次発酵。
出来た生地を丸く円盤型に延ばして具を乗せてDOで焼けばOK。(上が強火で、下が弱火)
上手に出来ました。
3台のDOで3枚焼きました。
そして子供たちも手伝って『パン』
一次発酵した生地を子供たちが粘土のように練りこみます。
そしてラップをして二次発酵。
(ママに言わせるとこの二次発酵が一番大事だそうです。)
その後、形を整えて焼きました。

どれもこれもがウマかった~~~~~~~~~~!!!!!

真っ白な霧の中でたわむれる人々 真っ白な霧の中でたわむれる人々
真っ白な霧の中でたわむれる人々 真っ白な霧の中でたわむれる人々

昼食の後は子供たちは再び野球をしたり楽しそうに遊び始め、
大人たちは約1名を除いてリビングでまったりとした時間を過ごしました。
その約1名とは、、、、、エリママ。
ローストビーフをあまりの嬉しさに食べた際、
肉の塊がのどに引っかかって取れず青白い顔をして寝込んでしまいました。
水を飲んでも、背中を叩いてみてもスッキリとはせず、
かなり悲痛な表情でうろつきまわっていました。
「病院にでも行ってみたら、、、?」
みんな心配そうに声を掛けますが、
「・・・・・・・。」
しばらくした後、無事復活を果たしましたが、
気をつけましょう!お肉は良く噛んで、、、、、ね。

エリママの復活によりママさんたちは輪になってビーチバレーを始めました。
それに次第に子供たちも加わって大きな輪になり大騒ぎ。
その光景を和やかに眺めながらパパさんチームはビールをグビリ、グビリ。
Samさんはコーラ?をグビッ!
雨は降ったり止んだりでしたが、
降っても霧雨だったので濡れる心配もそれほどなく楽しい時間を過ごせました。

真っ白な霧の中でたわむれる人々 真っ白な霧の中でたわむれる人々
真っ白な霧の中でたわむれる人々 真っ白な霧の中でたわむれる人々

とにかく広大な敷地のキャンプ場です。
簡単に言えばゴルフのショートコースの各ホールがサイトになっている感じを想像していただければ、、、。
パパはせっかくだからその各ホールを探索に行こうと思って少し歩き回りましたが、
距離がある上にUP DOWN、さらに今回は霧に覆われていて何にも見えません。
本当に遭難するかと思いながら「多目的広場」の方まで行って来ました。
さすがにこの天候ではお客さんも少なく、
各サイトに1~2組と言ったところでしょうか、、、。

サイトに戻ってチュンペーとミニゴルフをして楽しんだ後、
いよいよ最後の晩餐を含めた夕食の準備に掛かりました。
まずは『スモークチキン』。
DOの底にアルミホイールを敷いてスモークチップを敷き詰めます(後処理が楽)
その上に網をして再びアルミを張り(肉から出る油が落ちてスモークが消えないように)
充分に塩コショウした鳥のもも肉を乗せて下から加熱。
40分くらいで燻製の匂いプンプンの『スモークチキン』が出来ました。
もう1つのDOでは『じゃがいもロースト』
ただ単に洗ったジャガイモを皮付のままいっぱいに並べて上下で加熱するだけですが、
これが不思議と焦げ付かずに短時間で中までホクホク状態になります。
まさに魔法の鍋。
さらにもう1つのDOで『鉄鍋ビビンバ』。
初挑戦でDOでご飯の炊き上げから始めました。
これまた上手に短時間でおいしく炊き上がりました。
それに急遽作った「手作りのナムル」と焼肉のタレに漬け込んで焼いた「カルビ」を乗せ、
真ん中に卵黄をポトッ!
鍋肌に沿って醤油とゴマ油をかけて蓋を取ったまましばらくすると、
パチパチと音がしてまいります。
そうしたらシャモジで下から混ぜ合わせて出来上がり。
「40人の旨い!ダッチ・オーヴン」に掲載されている『鉄鍋ビビンバ』の完成です。
まずはとにかく子供たちから先に夕食に入ってもらい、
大人たちはグビリグビリと酒盛り。
やがて夕食が済んだ子供たちはそれぞれ懐中電灯を持って「スターウォーズごっこ」を始めました。
あたり一面が濃霧のため懐中電灯の光がまるで「ライトセーバー」のよう、、、。
大盛り上がりでみんな懐中電灯を持って走り回っていました。

さて、午後8時を回った頃です。
問題のコインシャワーにママとミータンが出かけました。
真っ暗な上に霧なので車に乗って、、、。
チュンペーはまだ「スターウォーズ」ごっこに夢中になっていたので着いて行く気配もありません。
「パパ~、後でチュン君と一緒に行ってね~~~~」
この時はまだ軽やかな声でママはそう言って車を動かしました。
しばらくして、、、、。
車が帰って来ました。
「あらら、、、早いね~」とSamさん。
「シャワーだけだから、寒いわけでもないし誰も居なくて怖かったから速攻だったんでしょ、、、それにしても、」
車を降りるとママとミータンは一目散でテントの方へ、、、頭から湯気が?、、、あっ霧だ。
「出ない!!どうなってんの???」
「エ~~~~~~~~~~~~ッ???だってまだ9時前じゃん?」
「んなこと言ったって全然出ないの!!!クラブハウスに電話してみて!!!」
ここでパパはクラブハウスに電話するが、、、出ない。
「もしかしたら外部にスイッチがあるかも知れないから見てくるよ」
パパは車を動かして見に行きました。
すると、外部に主電源らしき装置はなく、やっぱり水が出ない。
中の電灯は点くのだが、、、。

しばらくテントの中でチュン君とミータンを寝かせつけながらママは怒っていました。

故障なのか?
やっぱりどこかに主電源があるのか?
はたまたお客が少ないので切ってしまったのか?
真相は深い霧と同様に謎に包まれていくのでした。
こんなことなら夕方、近くの温泉にみんなで行けばよかったね~~~
隊長として不徳のいたすところです。
他の皆様方へも、、、申し訳ございませんでしたm(__)m

ママの怒りも時間と共に和らぎはじめ、
「もう、こ~なったら飲むしかない!!」の大人の宴会タイムが始まりました。
おつまみは『焼肉』。
『カルビ』『牛タン』『ホルモン』『豚トロ』など選りすぐれたツワモノたちが網の上で踊ります。
霧の中でのランタンの灯りが幻想的な空間を作り出し、
夜宴は延々と続き、
一人抜け、二人抜けしながら最後までしゃべっていたのは前日同様、
うちのママとエリママでした。
午前2時だって、、、、、、、、りっぱ!。

真っ白な霧の中でたわむれる人々 真っ白な霧の中でたわむれる人々




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