2008年02月02日
ストックがぁ~~~Ⅰ
◇妙高高原・赤倉温泉スキー場◇
1999年の上信越自動車道の全線開通によりグッと身近になったスキー場。
インターを降りて4キロ、約6分で到着できるので、
志賀高原や白馬方面のスキー場よりはアクセス面では楽々。
妙高の雪質は総天然雪のふかふかパウダーなので、一度ここで滑るとやみつきになるかも、、、。
難点は格安の早割券を購入しても赤倉温泉エリアのみで隣接する観光リゾートとは別になる点。
エリア全体を楽しめる赤倉共通券に統一してもらいたいものです。
●斜面構成 上級20%・中級30%・初級50%
●コース 22コース リフト15本
●最大斜度 41度
●最長滑走距離 3,570m
〒949-2111
新潟県妙高市赤倉温泉
TEL 0255-87-2125
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最近、身近でスキーをする人たちと話をすると多く返ってくる答えが、
「妙高がいいねぇ~~、特に雪質が最高!!!」
「昔は白馬に行っていたけど、ここ10年は妙高ばかりだねぇ~~~」
よく話を聞いてみると上信越道が伸びて北陸道に直結したことにより行きやすくなったとのこと、、、。
白馬方面は長野道の豊科ICで降りてから一般道を1時間、、、。
志賀高原も信州中野ICが出来たとは言え、
これまた約1時間は九十九折の一般道を登っていかなければならない。
野沢温泉スキー場だって豊田飯山ICから30分、、、(これは問題ないけどね)
ところが妙高高原は妙高ICから10分、、、しかもそんなに急な上り坂はない。
「山梨からだと白馬へ行くよりも距離は長いが時間は早いんじゃないの~~~???」
と諸先輩方は申されるのでした。
では、では、、、、と言うことで検討を始めたのが昨年の10月。
公式HPでみると、10月限定申込の超早割リフト券が1日券で2000円とな?
「うへ~~?2日分にしても4000円じゃん!!!」
即座に郵便局で2日4人分で8枚、しめて16000円を振込み早割券をGETして臨戦態勢。
11月にはこれまたネットで格安の民宿を予約してしまいました。
で、ついに迎えた当日、ETC深夜割引を狙って午前3時半に自宅を出発!
途中、1~2回休憩をしながら3時間ちょっと、、、。
着きました、、、。
赤倉観光リゾートの無料日帰り駐車場にて
夜が明けようとしています
美しき妙高山も見えてきました。
今回予約したお宿がココ
ロッジ風の民宿で「富倉荘」。
赤倉温泉街の一番奥にあり、ゲレンデに近いことで選びました。
あらかじめメールで早朝に着くことを知らせてあったので敷地内の駐車場へ停めさせていただき、
コンビニで買ってきたオニギリで朝食をとりました。
朝食の後、チェックイン時間には早すぎるが、車を停めさせていただくため御挨拶に行くと、、、。
「もう、お部屋に入れますからどうぞ~~~」
「え?いいんですか???」
「どうぞどうぞ、、、」
「す、すみません、、、ありがとうございます~~!!!」
いい宿だぁ~~~!!!
荷物を部屋へと運んでユッタリと着替えを済ませて、、、
いざ、ゲレンデへ、、、、、。
最高の景色に最高のパウダースノー!!!
くまどー第3クワッドに乗り込んで、まずはパノラマコースを滑走。
すげ~~~~~いい!!!
天気もいいし、眺めもいいし、雪はフカフカだし、、、、
とにかくサイコーーだぁ~~!!!
で、コーフンする我が家一同はやがて赤倉最大の難所「丸山モーグルチャレンジコース」へ、、、。
ここで大ハプニングが発生するのです。(我が家恒例?)
リフトで登っていく途中で息子のチュンペーが、
「あっ!」
「落ちちゃったぁ~~~!」
「なぬ?」
後ろのリフトでママたちも、
「あああ~~~~~~!!!」
「なぬ???」
「ストックが落ちちゃったぁ~~~~!!!」
「なぬ~~~~~~???」
振り向くと真っ白な雪の上にストックが刺さっているじゃあないか、、、。
「バカモノ~~~~~!!!」
と怒ってみても後の祭り、、、。
幸いなことに拾いに行けないようなところじゃない(その時はそう見えた、、、)。
雪は深いだろうか、、、???
谷底だったら完全に諦めたんだろうけど、、、、。
とにかく、、、10mくらい降りれば拾えそうだったんだ、、、。
ココが上級者コース「丸山モーグルチャレンジコース」
「パパが行ってくる!」
「大丈夫~???」
「、、、、だと思う」
「落ちそうだったら止めてね~~」
「、、、、だね~」(超不安)
進入禁止のロープをくぐり、ザクザクと進むオイラ、、、。
道らしき上を歩いて行くうちは良かったのだが、やがてそれはなくなり、、、。
まさに新雪の上に足を置いた瞬間、、、1mくらいズボッ!
一歩踏み出すたびにズボッ!!!
スキー靴なので足の自由が利かないのでズズズーーーー。
「うわ~~~~~!」
「えらいことになったのだ、、、これじゃあうかつに前に進めない、、、。」
それでも尻餅をつきながら少しずつ下っていくオイラ、、、。
5mほど下っただろうか、、、雪はどんどん深くなり足を踏み出すのも困難になってきた、、、。
「止せば良かった、、、、」
何度も後悔の念がよぎった、、、。
助けを呼ぼうと思えば、真上をリフトが動いているので簡単なのだが、
ココまできたらそうは行かない、、、。
チュン君のストックはもうすぐ見えてくるはずである。
しかし、あまり激しく動くと沈んでいきそうなので静かに着実に進んで行った、、、。
そしてやっとストックの救出に成功!
あとは戻るだけ、、、、、しかし、これが滅茶苦茶大変だった。
今度は登りなのだ。
重いスキー靴で一歩踏み出すのも一苦労、、、。
おまけにすぐ崩れて前に進まないのだ。
ワラをもつかむ心境で木の枝をつかんだら、、、。
頭の上に雪がドサーーーーッと落ちてきた。
「ヒエ~~~~~~~!!!」
遠くでママたちが叫んでいるのが聞こえた。
「パパ~~~~~~!だいじょうぶ~~~???」
「パパ~~~~???」
「だいじょうぶぅ~~~~~!!!」
数回は返事をしたがそのうちゼーゼー息切れがしてきて声を出すのも億劫になってきた、、、。
少しずつ、少しずつ、登っていき何とか無事脱出成功、、、。
しかし、体力は限界に近く、、、
「パパはココでちょっと休んでいるから3人で滑ってきて、、、、」
体中から湯気が出て暑いのなんのって、、、、ヘトヘトのボロボロ状態になってしまた。
20分くらい休んだだろうか、、、
再び3人が戻ってきたところで中腹へと降り、休憩。
ビールがウマい!
ウマすぎる~~~!!!
とにかく参ったのだ、、、、、、、
バカ息子め~~~!!!
「丸山モーグルチャレンジコース」を上から
ミータンだって頑張って降りちゃいます。
チュン君は一度もこけずにスイスイ行ってしまうので、
みんな続け~~~~!
てなことで、ランチの後は平和にすべり午後3時には宿へと戻って温泉へザブ~~~~ン!
泣けるほど気持ちヨカッタ~~~~!!!
しかし、、、、夜中の運転の睡眠不足と昼間のハプニング等で体力は限界に達したオイラ。
午後8時前には眠りについてしまったのでした。
、、、アーメン。